バンコクに出稼ぎに来る純粋タイ人にとっては、バンコク近郊で仕事を失ったとしても、実家に戻って農業に就く、日本の専門用語で「帰農」といわれる行動があります。

 帰農はタイ人に取っていわば、究極のセーフティネットです。帰農してしまえば食いつなぐ事には困りません。
 しかし、高齢で実家がもうないとか、実家が非農業で農地がない、バンコクで生まれて地方に行けない、あるいは帰っても農業に就くだけの体力がないとなれば、ここ王宮前広場がいわば最後のセーフティネットだったのです。